後払い決済の導入に必要な全知識【EC担当必見】

2016-12-29

目次

・後払い決済とは

・他決済との比較

・後払い決済のメリットデメリット

・後払い決済の導入率

・各事業者の特徴

・後払い決済の今後について

・最適な(収益の最大化)後払い決済会社を見つけるには

はじめに決済選びの重要な要素の一つ手数料を見てください。

いかがでしょうか。「どこも同じような内容で、大して違いがないじゃないか」という
感想をお持ちの方が多いと思います。

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・後払い決済の導入を検討したいが事業者の選定基準がよく分からない
・基準はわかっても、どこも同じようなサービスにみえる
といった通販事業者の方に向けて、後払い決済について
決済事業者の立場ではなく、あなたの助手としての立場
後払い決済全体と、各事業者についての情報収集・調査・比較内容を簡単にまとめます。

まずは執筆に至った経緯を簡単に説明します。

未払の保証付き後払い決済のサービスが開始されて約10年が経過し、
当時はマイナー決済だった後払いも、今ではクレジット決済、代引きに並ぶ3大決済といえるまでに通販市場に浸透してきました。
(直近ではZOZOTOWNのツケ払い開始などが目新しい導入事例です。)

今までは後払い決済があることが顧客満足度、CVR向上の要素の一つになっていましたが、今後は後払い決済がないと顧客満足度の低下、CVRの低下の要素となりつつあります。

後払い決済の導入を見送っていた通販事業者も、導入に向けて続々と本格検討を始めている背景があり、全件個別でご説明差し上げる時間がないので、記事執筆の形式をとりました。

後払い決済とは

保証型後払い決済とは、商品購入者の手元に、商品が到着した後、約14日以内にコンビニ・郵便局等で代金を支払う決済方法です。

通販事業者にとっては、商品購入者の支払い確定前に商品を提供することになり未払のリクスが想定されますが、特定の後払い決済サービスを導入すると商品購入者の支払い有無に関係なく後払い決済会社が、商品代金を立て替える為、未払の心配がなくなります。
(※厳密には、後払い決済会社と通販事業者間での債権譲渡というビジネスモデル)

未払のリクスなく販売機会の拡大を図ることができる決済です。

他決済と比較して

次に購入者目線で後払い決済を他決済と比較した時、手数料/利便性において以下マトリックス表を作りました。
(※手数料は一般的な料金で作成)

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表を見て頂くとわかる通り手数料が最も安く、かつ利用しやすい決済としてクレジットカード(及びクレジットカードを使ったID決済)があげられます。

しかしクレジットカードには「未所持」「セキュリティへの不安」という問題点があります。

上記問題についてはクレジットカード決済以外の決済を選択する事で買い物をするという目的は達成することができます。

「銀行振込」「コンビニ前払い」は事前に現金を用意し支払う必要がある為、クレジットカードの代わりにはなりえません。

「代引き」と「後払い」はどうでしょうか?事前に現金を準備する必要が無くクレジットカードの代わりに利用できそうです。

しかし「代引き」は受け取り時に現金と引き換える必要がある為、ギフト利用ができない、受け取りBOXの利用ができない、メール便の利用ができない、といった利便性が良いとはいえない面があります。

では「後払い」はどうでしょうか?商品到着後一定期限内の時間がある時に支払えばよく、現金を準備しておく必要が無い為、ギフト利用、受け取りBOX、メール便も利用ができます。

他決済に比べ手数料も安いのでクレジットカードの次に利用しやすい決済と言えるでしょう。

後払い決済のメリット・デメリット

では後払い決済におけるメリット・デメリットとは何か、店舗・購入者の視点から調べました。

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店舗にとってのメリットから見ていくと、まず商品代金を事業者が保証してくれるというメリットがあります。

商品を発送したエビデンスとして発送情報の登録が必要ですが、到着した商品については100%保証されるので店舗にリスクがありません。この為未払いのリスクのない安定した売掛ができ、キャッシュフローの確実性が上がります。

また、請求書送付などの代金回収業務を事業者が行ってくれる為、業務負荷を少なくすることで人件費を圧縮することができます。

次に新規顧客の獲得というメリットがあります。

(株)ネットプロテクションズの調査によるとクレカ未所持などで希望する決済が無いと、そこで購入を断念すると答える人が実に73.7%もいることが分かっています。(下図参照)

出典:https://www.netprotections.com/data/detail/post_1.html

また「利用したい決済は何ですか?」というアンケートで、
後払い決済を利用したいと答えた人は15.3%いるという結果が出ています。(下図参照)

出典:https://www.netprotections.com/data/detail/post_1.html

後払い決済はカゴ落ちを防ぎ、新規顧客獲得につなげることができ、コンバージョンUPに繋がる決済と言えるでしょう。

また、入金確認の必要が無く商品をすぐ発送することができる為、売り上げを早期に確定でき、人件費圧縮につながるといったメリットもあります。

一方店舗にとってデメリットもあります。

商品代金を保証するサービスなので誰でも利用できるわけではなく利用には与信審査が必須となる為、店舗は購入者の注文情報を事業者の管理ページに入力する必要があるので大きな手間となり、ある程度後払いの利用が多い店舗になると店舗で利用している受注システムと後払い事業者がCSV,APIでシステム連携ができているかが必須となってきます。

与信審査でNGだった購入者に対するフォロー(NGを伝え他決済に案内する)という業務も発生します。

また、後払い独自に請求書発行の為¥151~¥205程の手数料が発生するので、事業者によって違いはあるものの、他決済にはない手数料なので販売管理費が上がるといったデメリットがあります。

次に購入者にとってのメリットは何でしょうか?デメリットと一緒にまとめてみました。

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購入者のメリットは、まず学生などのクレカを所持していない若年層でも利用できる点があります。
先述したとおり、クレカ未所持などで希望する決済が無いとそこで購入を断念する人が多いですが、後払い決済であれば購入ができます。

また、クレカは持っているが初めて利用するサイトに情報を入力する事に抵抗がある、という場合でも利用しやすいと言えます。

代引きと違い現金を手元に用意する必要がないので現金の用意が難しい時にも購入ができ、在宅の必要がない為、ギフト利用、宅配ボックス、メール便にも対応している点もメリットです。

特に女性一人暮らしの購入者には部屋まで宅配業者が来ることに抵抗のある方もおり、宅配ボックスの利用を希望する方もいるので、代引きよりも利用しやすいと言え、女性に限らず宅配ボックスが利用できることで忙しく受け取りが困難な場合でも利用しやすい決済です。

商品が手元に届いてから支払えるという特徴もあるので、初めて購入する店舗で不安がある場合も利用がしやすい点もメリットです。

一方デメリットとして、サービスの概要が分かりづらい点があります。

決済名から後で支払うという事はわかりますが、どのように支払うのかわからず請求書が何時届くのかなど不安になり、問い合わせをするといったケースがあるので、購入者にわかり易い表記が必要です。

また、クレカ、代引きと違い上限金額が定められており(※ほとんどの事業者が¥54,000)上限金額内での与信が必要なので与信審査に落ちた場合利用ができませんので、別決済で購入する必要が出てきます。

後払い決済の導入率について

それでは現在、後払い決済はどれくらいの店舗に導入されているのか、導入採用率を調査しました。

※調査対象
1.通販売り上げTOP300社(月刊ネット販売2016年10月号)
2.楽天ショップオブザイヤー2015

調査した結果、
1.は300社中134社、2.は133社中57社の企業で後払いを導入している事が分かりました、これを導入率(%)にすると以下の様になります。
1.45%
2.43%

さらに後払い導入可能商材のみでの導入率調査を行ったところ(※)以下のような結果になりました。
1.61%
2.50%

※後払いは決済の特性上、換金性の高い商材を扱っている場合導入ができません、今回の調査では以下の商材を導入不可と規定しました。

「家電」「PC」「貴金属、宝石」「ブランド品」「本、CD、DVD」「ゲーム」「フィギュア・玩具」「カメラ用品」「音響・楽器」「カー・バイク用品」「着物」「ゲーム」「自転車」

本調査によって多くの店舗に後払い決済が導入されていることが分かりました。
導入調査の詳細結果は文末に掲載するので、ご覧ください。

各事業者の特徴

次に各後払い事業者の特徴を一社ずつ紹介します。

・NP後払い(株式会社ネットプロテクションズ)
業界最大手であり、導入実績20,000以上を誇る、サービス開始が2002年と業界のパイオニアでもある。
他社にはないサービスとしてフフルルポイント(NP後払いを利用した購入者にポイントがたまり様々な商品と交換できる)や、
NPカード(NP後払いを併用することで、面倒な事務処理や入金管理を一本化することができる)がある。
システム連携もほぼ網羅している。

・後払い.com(株式会社キャッチボール)
業界で唯一利用上限金額がない(他社は¥54,000)。
また唯一土日も電話対応をしている。

・ニッセン後払い(株式会社ニッセン)
知名度が高く、通販の老舗であるため通販のノウハウを生かしたコールセンターが特徴。
支払い場所がコンビニのみのプランがある。

・GMO後払い(GMOペイメントサービス株式会社)
手数料が業界最安値で大手企業の実績が多い(ZOZO TOWNに導入されている)。
クレジットカードのシステムの提供ができる。

・クロネコ代金後払い(ヤマトクレジットファイナンス)
知名度が高く、これまでにはなかった支払い場所がコンビニのみのプランをリリースしている。
大手企業に導入されてきているので(ZOZO TOWNの予約注文に導入されている)これからに期待

・アトディーネ(ジャックス・ペインメント・ソリューションズ株式会社)
他社に比べ、これといった特徴はないがバンダイ等の大手導入も進んでいるのでこれからに期待。

後払い決済の今後について

後払い決済を導入している店舗は年々増加しています。

先述したが弊社は毎年通販TOP300社の後払い導入率を調査しており、2016年時点の導入率が45%であることが分かっています。(2015年は35%)

後払いの事業者自体も5年前はNP後払いと後払い.comの2社でしたが、現在は主な事業者でも4倍近くに増えており、
上記2社に加え、ニッセン後払い、GMO後払い、クロネコ代金後払い、アトディーネ(JACCS)、SAGAWA後払いといったサービスが参入しています。

これは後払いという決済が一般的になってきたからだと言えます。

今後ますます導入する店舗が増え、現在はその他の決済という位置で導入可能な各モール(楽天、yahoo、ポンパレ、DeNAショッピング)が後払い決済を標準決済として搭載することが考えられます。

大型のモールに後払いが標準搭載されることにより、購入者の後払い決済への認知度はますます上がり、後払い決済を導入する店舗も増えることが予想されます。

導入店舗数が増え購入者利用も増えると代引きを利用していた購入者が後払いを利用することが予想されます。(※サービスとして後払いの方が優れている為)

最終的にクレカに次いで一般的な決済となる事が予想されます。

最適な(収益の最大化)後払い決済会社を見つけるには

シンプルに以下3つの手順を行えばいいだけです。

1.あなたの会社の要因(A)を洗い出す

2.決済事業者の要因(B)を洗い出す

3.要因AとBの中で最適なマッチングを見つけ出す。

要因Aの一部をご紹介すると利用システムの仕様、ピッキングのフロー、現在の決済ラインナップ、後払い決済に求める価値(定性・定量)は最低限必要です。

本当に最適な事業者を探すためにはもうすこし細かい要因の洗い出しが必要です。

要因Bが少し大変です。なぜかと言うと、決済事業者の意見が客観的事実か、主観的意見かの見極めをしなければいけないからです。

見極めをする方法は至って簡単ですが、面倒です。

複数の決済事業者の意見を全て統合して、矛盾点を洗い出し、再度決済事業者に要因Bについて意見を求めます。

この作業は矛盾点が解消されるまで続きます。

また要因Aを満たすためには、既存の要因Bでは到達できない場合もあります。その場合には、決済事業者側にサービス改修の調整をする必要がある場合もあります。結構大変そうだなと思った方、心配しないでください。

本記事の冒頭にお伝えしたようにあなたの助手として当社でお手伝いできることがあります。

600社以上の通販事業者に後払い決済、クレジット決済のサービスマッチングを行ったノウハウを無料でご提供します。

どんな些細な内容でも、遠慮なくご相談ください。きっとお力になれます。

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