マネーフォワードケッサイ(旧:MF KESSAI)



マネーフォワードケッサイの総評
主要なBtoB(法人)決済では、最後発ですがもっとも進化スピードが速い決済です。
上限金額やキャッシュフローなど他の決済会社で調整できない面も調整可能です。
逆に言うと自由度が高い分、事前に運用方法を固めておくほうがよいです。
また、管理画面のUIが特に使いやすいのも特徴の一つです。
費用評価
マネーフォワードケッサイは、初期費用が掛かかりません。
また料率や月額費用も非常にリーズナブルですので、手数料面からは非常に利用しやすい決済と言えます。
他後払い決済も比較すべき事例
客単価が1~2万円以下の低価格帯であれば、請求書発行費用が掛からない決済会社を検討してみてもよいでしょう。
実績評価
相対的に、評価は低くなってしまいますが、大手から中小企業まで幅広く導入されていますので、実績面での心配は不要です。
他後払い決済も比較すべき事例
主要な法人決済では最後発ですので、他社と比較してしまうとどうしても見劣りしてしまいます。
上記記載の通り、大手から中小まで幅広い層で導入されているので心配は不要ですが、実績が最重要項目の一つとお考えの場合は他社を検討してみてもよいでしょう。
システム連携評価
最後発ですので、連携は進んでいません。
他後払い決済も比較すべき事例
使っているまたは検討しているカートとマネーフォワードケッサイが連携できていない場合は、他の決済会社を検討する必要があります。
与信処理評価
情報を知りたい方は無料相談からご連絡ください。
サポート体制評価
情報を知りたい方は無料相談からご連絡ください。
カスタム性評価
情報を知りたい方は無料相談からご連絡ください。
マネーフォワードケッサイ|サービス内容
マネーフォワードケッサイの料金体系
初期費用:0円
手数料:0.5%~3.5%
月額費用:0円~
請求書発行費用:190円(税抜)
支払い可能場所:コンビニ・銀行・口座振替・LINEpay請求書支払い
- 決済手数料は非課税
- 月額費用・請求書発行費用は税抜
マネーフォワードケッサイのキャッシュフロー
購入企業(買い手企業):月末締翌月末支払い
加盟店:月末締翌々3日営業日支払い
マネーフォワードケッサイの上限金額
1,000万円
数分~1営業日
株式会社キタムラ | ‐ |
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ランサーズ株式会社 | ‐ |
RIZAP株式会社 | ‐ |
株式会社カインズ | ‐ |
マネーフォワードケッサイと連携しているショッピングカート・ECショップ構築システム
サービス名称 | 提供会社 | 連携可否 |
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Bcart | 株式会社Dai | ![]() |
楽楽B2B | 株式会社ネットショップ支援室 | ![]() |
2nd STEP | 株式会社ジェーエムエーシステムズ | ![]() |
買い手企業電話窓口 | 買い手企業用電話番号 |
---|---|
※確認中 | ※確認中 |
加盟店電話窓口 | 加盟店用電話番号 |
---|---|
※確認中 | ※確認中 |
インタビュアー:後払い決済相談室 濱本

取締役 営業本部長
田中 謙太朗さん
決済代行企業で5年間、営業企画職として従事し、決済/配送/融資分野で新規事業のPMを歴任。
決済代行業界初のトランザクションレンディングや、日本初のクラウド会計/請求書データを用いた融資サービスの立ち上げに携わり、対外折衝、省庁対応、要件定義、運用策定、販促施策立案等、幅広い業務に従事。
現在はMF KESSAI株式会社にて取締役として、営業/アライアンス/新規事業全般に従事。
※MF KESSAI株式会社は2020年11月2日、社名を「マネーフォワードケッサイ株式会社」に変更
夢は、みんな楽しく仕事をする社会。
マネーフォワードケッサイ株式会社
2017年6月に企業間後払い決済サービス「MF KESSAI」を提供開始。
提供開始から3年弱にも関わらず、「株式会社カインズ」「日立建機株式会社」「ウォンテッドリー株式会社」など大手の導入が進んでいる。
2020年11月2日、社名を「マネーフォワードケッサイ株式会社」に変更、社名変更に伴いサービス名もMF KESSAIから「マネーフォワードケッサイ」に変更となる。
マネーフォワードケッサイの強み・特徴〈システム編〉
企業間取引に必要な複雑な締め・支払いの対応が可能なシステムを保持。同時にファイナンスの支援も可能。
なぜ大手に選ばれるのかというのを、マネーフォワードケッサイの強みという観点から教えて頂けますでしょうか?。
まず、システム面では企業間取引に必要な複雑な締め・支払いの対応が可能です。
月末締め翌月末支払いというのが法人取引では一般的な商習慣かと思いますが、中には、買い手企業の締め・支払いのパターンで、末締め6か月後の月末支払いと言ったケースや、5・10日といった細かい支払いサイトが必要となるケースがございます。弊社はそういったロングスパン又は細かい設定が可能です。
また、ファイナンスの支援も可能な点も挙げられると思います。
一般的な企業間後払い決済サービスの場合、売り手企業様へのキャッシュフローは、「月末締め翌月末+数日後支払い」が一般的だと思います。
弊社は、買い手企業様には月末締翌月末支払いを提供しながら、売り手企業様には月末締翌10日後支払いということができます。
それは売り手企業にとってどんな恩恵があるのでしょう?
※ファクタリングとは
企業から売掛債権を買い取り、売掛債権の管理や回収を行う金融サービスのこと。売掛債権の早期現金化が可能となる資金調達方法。
そういったタイミングに資金調達という側面でお役に立てます。勿論融資を受けていれば不要ですが、中には融資を受けることが難しい中小企業さまもいらっしゃいます。
単純な保証付きの請求代行だけでなく、売上を高めていくことにも支援が可能です。
実はこれは、弊社代表の冨山の意思でもあるんです。
費用も融資よりはどうしても割高ですが、一般のファクタリングよりは安く利用することができます。
弊社ではこの仕組みを「早期振込」という形で提供しています。
マネーフォワードケッサイの強み・特徴〈組織・人編〉
社内で「それ、ユーザーフォーカスですか?」という言葉が飛び交っています。(笑)
その中で声が多いのものや重要度が高いものから順に開発をしていきます。
また管理画面も加盟店さまの使い勝手を検証し、自分たちでもっとこうしたら使いやすいんじゃないかと仮説を立てて改善しています。
あとは、β版(試作)をたくさんリリースしているのも特徴的だと思います。これは親会社のマネーフォワードグループ(以下MFG)の知見を活かしているのですが、沢山の機能を試験的にリリースして多くご利用頂いたものだけを残していくやり方を取っています。
つまり、β版を出したもののあまり使われない場合は、正式リリースを取りやめるということをしています。膨大な時間をかけて検証しリリースするというよりは、まずは出してみて使って頂く、というスピード感を大事にしています。
MFGのトップエンジニアがMF KESSAI(現マネーフォワードケッサイ)立ち上げから参画していたり、マネーフォワードクラウド請求書というサービスを作ってきた人間がマネーフォワードケッサイの取締役をしていたり、他社でCTOを歴任し他企業の顧問にも就任している篠原CTOがメンバーにいて、感化されたエンジニアが集まっています。
検討企業さまには、「今はまだこの機能はないけど、この開発部隊なら絶対開発してくれる。」ということが伝わって選ばれているんだと思います。
田中さんは、現時点で機能がなくても社内調整してなんとかしてくれるという印象があります。それは田中さんの特性なのか社内の雰囲気なのかどちらなのでしょうか?
営業・システム・バックオフィスそれぞれの部門がマネーフォワードケッサイというプロダクトを育てていくという想いがあります。
私の声が通りやすいというよりは、声が通りやすい土壌があると思っています。
マネーフォワードのバリューとして「User Focus・Technology Driven・Fairness」があるのですが、マネーフォワードケッサイはそのバリューを体現できていると思います。
上限額を正確に設定できるということは、手数料率も下げてご提供することが可能ということです。
マネーフォワードケッサイが大事にしていること
加盟店さまへの稼働後のフォローをできる限りしていきたい。
キャッシュフローが変わるのでシステム的には大変な改修なのですが、弊社のエンジニアは半月で改修し実現させてくれました。
また顧客がシステム開発途中でRFP(機能要件)がちょっと足りないと要望を頂いたこともあるのですが、翌日には開発が完了していたなんてことが結構あります(笑)。
よく申し込んだらパッタリ連絡こなくなったりすることってあるじゃないですか(笑)そういうのは嫌だなと思っています。
マネーフォワードケッサイは、初期費用は掛かりませんし、月額費用も発生しないケースがあるため、使って頂かないと売上も立ちませんので(笑)
決済は、売り手様と1ヶ月間の間、1回も接点がないということは基本的にはありません。
コールセンターに問い合わせがあれば、必ず改善のヒントがあります。それを営業チームでも確認しています。新しく機能追加した際、売り手様が気づいていらっしゃらないと感じたら積極的に連絡するようにしています。
決済は連絡がこないということは何の問題もなく回っているということも考えられますので「連絡がないということは問題がないということだろう」と思いがちです。
たしかに大問題は発生していないと思いますが、小さな問題はたくさん転がっていて、面倒だから言わないだけなんです。その問題をこちらからキャッチアップして改善することが決済インフラとして重要なことだと考えています。
マネーフォワードケッサイの今後の展開について
まず「BtoB取引といえばマネーフォワードケッサイ」と認知頂けるようになること、その次に「気づかないけど実はマネーフォワードケッサイを利用している」という状況に持っていきたい。
第2フェーズは「BtoB取引といえばマネーフォワードケッサイ」と認知していただけるようにしていきたいと考えています。
例えば我々の機能の一部のみを提供していくことでニーズの一致する企業様を増やすことで、マネーフォワードケッサイの認知度を高めていきたいと考えています。
2020年2月にも与信審査の結果、債権譲渡の対象とならない取引においても、請求業務の代行に対応する機能が追加され、より広いニーズに応えられるようになりました。
第3フェーズは、「気づかないけど実はマネーフォワードケッサイを利用している」という環境を構築していきたいです。
第3フェーズはまだ構想段階ではありますが…。
後払い決済相談室が掛け払い決済を検討している企業に果たしている役割
後払い決済相談室は、検討企業の「代弁者」、検討企業にとっても決済会社にとっても最高の架け橋です。
後払い決済相談室は、検討企業から決済提供に必要なヒアリング力がずば抜けています。そして、時にはそのヒアリングした内容を我々が理解しやすいように資料化して伝えてくれます。
圧倒的な実績に裏付けされたヒアリング力ですので、弊社としては検討企業のビジネスモデルや希望している運用方法を最初から把握することができます。通常であれば担当者と何回もお会いする中でわかってくることですのでいつもすごいなと思っています。
でも正直一番ビックリしているのは、マネーフォワードケッサイを導入頂いた加盟店の稼働後のフォローまでしっかりしてくださるところです。
稼働後のフォローをして頂き、我々に改善点をフィードバックしてくださる企業なんて聞いたことありません!
後払い決済相談室は、まさに我々のカスタマーサクセスの一部隊ですよ。
※カスタマーサクセスとは
顧客を成功させる為に、自社の提供サービスの価値を最大限に引き出せるよう支援すること。
結果として解約低減、ポジティブなクチコミを実現し、自社の利益に貢献する。
私からも田中さんに聞きたいことがあります。
どういう企業が弊社サービスの一番の恩恵を受けれると感じていますか?
検討企業にとっても決済会社にとっても最高の架け橋になると思います。
MFGのユーザーフォーカスという文化だったのですね。とても勉強になりました。田中さん、今日は本当にありがとうございました。
運営会社概要
商号 | マネーフォワードケッサイ株式会社(2020年11月2日、MF KESSAI株式会社から変更) |
設立 | 2017年3月 |
代表取締役社長 | 冨山 直道 |
資本金 | 900百万円(資本準備金含む) |
所在地 | 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル2F FINOLAB内 |
株主 | 株式会社マネーフォワード 100%子会社 |
企業サイト | |
事業内容 | 企業間後払い決済サービス『マネーフォワード ケッサイ』 |
無料で相談できる理由
「後払い決済相談室は約束します」
後払い比較レポートをはじめ、後払い決済相談室の後払い決済比較はすべて無料です。
後払い決済の各会社から、提案代行費用をいただいているため、お客様に費用を請求する必要がありません。
お客様へ「中立・公平な提案」を保つために
- 後払い決済相談室へ提案代行費用の支払いがない後払い会社もご提案します。
- ご提案内容は全て客観視できるエビデンス資料つきで行います。
ご提案の途中で、後払い決済相談室の提案内容に信頼や中立性を欠く要素が発生した場合は、それ以降のご相談をすべて中止していただいて構いません。