【後編:マネーフォワードケッサイ共同コラム】2023年10月開始のインボイス制度、どういう対応が必要でメリットは何なの?
マネーフォワードケッサイ/岡本さんに聞いてみた!

2023-01-10

前編はこちらから
■前編の目次
1.インボイス制度って対応しないとどうなるの?全事業者対応しなければいけないの?
2.具体的にインボイス制度に対応するってどういうことをするの?

濱本(後払い決済相談室「以下略」)
インボイス制度について、対応しなければいけない事業者と対応しなければいけないことは大筋わかりました。 これでなんとか対応できそうです。

岡本さん(マネーフォワードケッサイ「以下MFK」)
いえ、濱本さん。またまた残念なお知らせが…。インボイス制度には深堀していくともっとやっかいなところがあるのです。
このやっかいなところを是非お伝えさせてください。


濱本
ゴクリ…。是非お願いします!

岡本さん(MFK)
言葉で簡単に言うと請求書の税計算の規格として「1請求ごとの端数処理」がOKで 「1明細行ごとの端数処理」はNGとなります。
具体的な図にすると下記になります。

参考: https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/pdf/0020006-027.pdf
【出典:国税庁 適格請求書等保存方式の概要 インボイス制度の理解のために】P9】

岡本さん(MFK)
ご覧頂くとわかる通り、請求毎と明細毎では、消費税の計算にズレが生じます。
例えば切り捨て処理を採用している場合、明細毎だと、小数点以下は端数切り捨ての数字となり、それを合算することになりますよね? でも請求毎だとすべてを足した金額に対しての端数切捨てになりますので、結果ズレが生じることがあるのです。
利用しているシステム消費税の計算ロジックを明細毎で組んでいる場合、「合算して計算」という方式に変えなくてはいけません。

濱本
なるほど、月に複数回納品を行っていてまとめて毎月請求書が発行される場合、この1請求書の金額で税計算を行うと納品ごとの明細の総額とズレが生じる。 エンジニアではないので詳しいことはわかりませんが、この開発は重そうですね。

岡本さん(MFK)
現実には、ここに返品や金額変更という事態が起こります。
消費税計算のやり方によっては、キャンセル・変更によって生じた消費税の余った1円をどちらの取引につけるかだったり、適格返還請求書として変更分まで発行しなければならなかったり、この内容を自社の基幹システムやお客様へのご案内と合致させなければいけませんのでわりと大変です。

また1納品ごとに端数処理して、1請求にまとめることもOKです。

濱本
1ヶ月の間に何度も納品する場合は、この場合が多いのでしょうか? でもこの場合は納品書も保存対象になりますよね?

岡本さん(MFK)
そうですね、この1納品毎に端数処理し、1請求にまとめる場合は納品書とセットになるので納品書も保存対象になります。

濱本
1納品毎の納品書をまとめて請求書に記載をすると売り手・買い手共に納品書と請求書の両方が保存対象となるということですね。
請求はデータで行っていても納品は紙で商品に同封して送るということがほとんどだと思います。その場合、折角請求書を電子化しても納品書を紙で保存しなければいけない。

たしかに岡本さんのおっしゃる通り厄介ですね。
経営者目線でいうと、このシステム改修に投資しても売上が上がる訳でも作業が効率化する訳ではありませんからね。法律なので対応しなければいけないのですが心理的にはしんどいですね(笑)

岡本さん(MFK)
しんどいどころではないでしょうね。私のクライアントではこのシステム変更に数千万かかると見積もりがきている先があるくらいです。

濱本
数千万・・・!ヒェ―――ですね。

Point
請求書の税計算は、「1請求毎に端数処理」か「1納品毎に端数処理し、1請求にまとめる」によって合計金額にズレが生じる。利用しているシステム(基幹システム含む)によっては、この税計算の変更を行うシステム改修が重い。

濱本
岡本さん、そもそも論で恐縮ですが、企業間の請求業務を代行するマネーフォワード ケッサイは、インボイス制度に対応するのでしょうか?

岡本さん(MFK)
勿論、インボイス制度と電子帳簿保存法ともに対応しています。電子帳簿保存法対応、インボイス制度の対応に関しては特に追加コストもかからず、従来通りの料金の中で提供させていただきます。

企業間後払い決済・請求代行サービス『マネーフォワード ケッサイ』について
https://mfkessai.co.jp/kessai/top

マネーフォワード ケッサイのインボイス制度への対応について
https://mfkessai.co.jp/kessai/invoice

Point
マネーフォワード ケッサイは、インボイス制度・電子帳簿保存法に対応済み。
インボイス制度/電子帳簿保存法の対応に関し、追加コストは発生しない。

濱本
それは心強い!!でも、岡本さん。請求関係っていきなりすべてをアウトソースって難しいじゃないですか。 特に御社のマネーフォワード ケッサイは、掛け払いで保証型であることもあって、少なからず手数料が発生します。
特に大企業だと取引先が安定しているケースも多く、一気に全面的に切り替えというよりは、新規案件から始めて少しずつ社内体制を作りながら浸透させていくケースが多いのではないでしょうか。

岡本さん(MFK)
ご安心ください。濱本さん。

実は、当社では「請求代行プラン」という、 マネーフォワード ケッサイの「入金保証」(及び与信)をなくし請求書発行と消込・保存に特化したプランも提供しています。
保証をするわけではありませんので、濱本さんが懸念している決済手数料を抑えることができます。
1請求あたりに固定した金額を頂戴する形です。

濱本
ええっ!!それ詳しく教えてください、岡本さんっ!!!

岡本さん(MFK)
ナイスリアクションありがとうございます、さすがです(笑)
まずは、価格からご確認ください。

濱本
おー!初期費用、月額費用0円で始めることもできるのですか?

岡本さん(MFK)
初期、月額0円で始めることもできます。お気づきかもしれないですが対応にかなりのコストがかかる電帳法・インボイス制度の対応も含めてなので、自社システムを開発して対応することと比較するとかなりコストを抑えれるケースもあります。

濱本
法制対応だけでなく、請求に関わる人件費の圧縮コスト、請求書の保管コスト、システムコストを考えるとなおお得ですね。

岡本さん(MFK)
運用も非常に簡単です。

濱本
ご利用企業(売り手企業)のキャッシュフロー(締め支払い)も教えて頂けますでしょうか。

岡本さん(MFK)
ご利用企業(売り手企業)が買い手企業に設定した支払い期限日+3営業日後となりますので支払い期日設定によって複数回の入金となります。

濱本
ありがとうございます。
マネーフォワード ケッサイには、債権譲渡を行い未払いリスクに対応する「保証型掛け払い決済」と債権譲渡を行わずあくまで請求に特化した「請求代行プラン」がある!ということですね。
そして勿論インボイス制度に両方対応できる訳ですね!

岡本さん(MFK)
私が言いたいことをすべて濱本さんが言ってくださいました…。
まさに仰る通りです。勿論両方のサービスを併用で導入していただくことも可能です。

濱本
岡本さん、本日は、とても勉強になりました。インボイス制度しっかり対応していこうと思います。 ありがとうございました。

岡本さん(MFK)
とんでもないことです。濱本さん、こちらこそありがとうございました。
とても有意義な時間でした。

Point
マネーフォワード ケッサイは、請求代行のサービスも提供している。
請求代行のサービスは、債権譲渡型ではないので、未払いの保証はつかないが簡単な運用や初期費用・月額費用のないプランがあり手軽に低コストで利用できる。インボイス制度にも対応。

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